きつねについて書くといったな、あれは嘘だ。

この記事は、苫小牧高専 Advent Calendar の 15日目の記事です。

 

タイトルに嘘だとか書いてるけど全く触れないわけではない。大丈夫。

今回は去年からの1年間でドはまりした VR コンテンツ 、特に VRChat について書こうと思う。

 

# VR について

あえて書かなくともなんとなく理解していると思う。超ざっくり書くと「五感を騙して実質的な現実環境を作り出す技術」。現在のコンシューマ向けの VR 機器では、HMD とコントローラを用いて 視覚、聴覚、触覚(バイブレーション)を感じ取ることができる。

余談だが、バーチャル・リアリティは日本語で仮想現実と訳され、「実際には存在しない仮初の現実」みたいな印象を受けるが、これは誤りである。そもそも英単語 virtual の意味は「事実上の」「実質上の」といったものである。「見かけ上そこには存在しないが、本質的には現実」というのが本来のバーチャル・リアリティである。このことについては日本VR学会のサイトに詳しく書かれている。興味のある方は見に行ってほしい 。

日本バーチャルリアリティ学会 » バーチャルリアリティとは

余談の余談だが、PCの仮想メモリや、C++仮想関数なども、実質的メモリ、実質的関数といった読み方をすると、その挙動に納得のいく部分がある。

 

# 自分と VR

今自分は毎日午後10時から4, 5時間、VRChat に籠る生活をしている。ドはまりである。なぜこんなことになってしまったのか少し語りたいと思う。

発端は前回の苫小牧高専 Advent Calendar の記事を書いた1週間後の出来事である。

割と衝動買いに近い形で HTC VIVE を入手して晴れて VRChat デビュー……はしたのだが、色々あって2月~6月半ばまで休止していた。いくつか原因がある。

  • 今ほど情報が出揃っていなかったことによる手探り感
  • コミュ障が発動して誰にも聞けない、どこにも入っていけない
  • わけわからんまま外国人の中に放り出されて洗礼を受けた恐怖

一応ワールドを出歩いたり、アバターのアップロードなどはしていたが、当時は長続きしなかった。

しばらく時は飛んで6月半ば、ツイッターでよく絡んでくれる方に誘われて VRChat 復帰を決意した。

 この時のアバターはワールド内に置かれているものを使っていた(※1)。

これがきっかけで VRChat を再開し、多くの人と出会い、今に至る。

# VRChat について

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VRChat は、その名の通り VR 技術を用いたチャットツールである。従来のチャットツールでは主にテキスト、音声、画像、映像などでコミュニケーションを取っていた。それに対して VRChat では、VR 空間上で自身の分身(アバター)を操作し、あたかもその場で合っているかのようなコミュニケーションを取ることができる。テキスト、音声のほか、身振り手振りといった体全体でコミュニケーションを取れるのが特徴である。

 

## VRChat の魅力

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特に日本ユーザの多くはかわいいアバターを使用している。そう、みんなかわいいのである。みんなかわいいのでかわいいに囲まれることができるのである。そして自分も例に漏れずかわいい狐娘になっている。

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こうしたかわいいアバターに囲まれる&自分自身がかわいいアバターになることができるのが VRChat の最大の魅力だと思う。

また、VRChat には数千のワールドが存在しており、なかにはゲームができるワールドやツーリングを楽しめるワールドなど、単なるチャットツールの域を超えている。中にはドミニオンや桜降る代に決闘をなど、公式公認のゲームまで存在する。

こうしたワールドやアバターはユーザが作成したものであり、そうしたワールド作成・アバター作成も VRChat の魅力といえる。

アバターについては1からモデリングする人もいれば、自分のように配布アバターを使用する人、さらに最近では Booth でアバターや小物の有料販売も行われている。

また、VRChat をやっている VTuber の方にも会うことができる。

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## VRChat を始めるには

VRChat は VR 機器を使用するのが一番だが、実は VR 機器がなくても遊ぶことができる(通称デスクトップモード)。Steam で無料でできるので、興味のある人は気軽に始めてみては如何だろうか。実際のところ、今 VRChat をやっている人のほとんどはデスクトップモードから入った人が多い(自分は例外だが)。

始めて見たけどなにをすればよいかわからないという場合も安心だ。今では1年前と比べてユーザ数も非常に多く、ツイッターなどで呼びかければすぐに来てくれるはずだ。なんなら自分に言っていただければ案内できる。

アバターはデフォルトでユニティちゃんがいるほか、ワールドに設置されているアバターを使用することもできる。

……本気を出して書けばいくらでも書けるのだが、時間がない&今夜も VRChat にログインするため、ここまでにしようと思う。VRChat の魅力の少しでも伝わったらなと思う。また、VR について少しでも興味を持っていただけたらと思う。特に VR は今かなりホットなジャンルである。ぜひ触れてみてはいかがだろうか。

 

# そのほか

完全に別件だが、北海道の道の駅を全駅制覇した。

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4月から始めて9月末に制覇できた。北海道をくまなく走り回れたが、営業時間や回る数に振り回されてゆっくり回ることができなかったので、今回見て回ったのを参考に、ゆっくり回りたいと思う。

 

以上で一先ず終わりにしようと思う。もしかしたら書き足りない部分を後で追記するかもしれない。明日は Kotomi1338 さんです。